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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英語・英会話の過去完了形の使い方。使えない、使わない





今回は、

「英語・英会話の過去完了形の使い方。使えない、使わない」

というお話をさせていただきます。




■英会話の英文法は、最終的には感覚に!

最近、別のメルマガで、

「英会話に英文法は絶対に必要ですが、いつまでも考えなければならないわけではなく、最終的には感覚的になります」

というお話をさせていただきました。

「オバマ大統領が訪れた博物館に行ってみたいです」を、

I want to go to the museum which President Obama visited.
(whichはthatでもOK)

と言うのが正しく、

I want to go to the museum where President Obama visited.
(whichがwhereになってしまっている)

というのが間違いというように、英会話には英文法が必要。


「関係詞のwhichとwhereの使い分け」

というのは英文法ですよね?


そして、間違った英語を連発したら、意味が通じなかったり、通じたとしても、「この人の英語変だなぁ」と思われてしまいます。

正しい英語を話すには、英文法が必要なのです。


英文法というと、「じっくりと考えるもの」と思われ、

「英会話でいっつもじっくりと考えてなんていられないじゃないか。ずっといろいろ考えながらじゃないと話せないなんてイヤだ」

と思う人が多いのですが、これは大きな勘違い。

ピアノ習い始めたばかりだと、イチイチ鍵盤を見ながらじゃないと弾けないように、英文法も最初はイチイチ考えないと正しくできません。


でも、ピアノが練習すれば鍵盤を見なくても感覚で弾けるようになるように、英文法もそのうち、

「最初は考えないとできなかったけど、何回も練習したから、今は何も考えずに感覚でできるようになった」

というようになるのです。


そして、ピアニストが鍵盤は見ないけど、「どれがドですか?」と聞かれれば正しく「これです」と言えるように、「なんでwhereではなくwhichなんですか?」と聞かれれば、「これこれこういう理由でwhichです」と答えられる。

だから、いざ感覚ではわからないことが出てきても、考えて答えを出せる、「根拠を伴った感覚」。

最初から考えることなく感覚だけで突き進んでしまったので、「いざ、感覚ではわからなくなったらお手上げです」という

「いい加減な感覚」とは違うのです。



■英文法をむずかしく考え過ぎ

このように、英文法は英会話に必要であり、最初は考えなければできなくとも、練習を積み重ねれば、感覚的にできるようになってきます。

しかし、それでも、

「いやぁ、でも、英文法って一杯学ぶことがあるんだよなぁ。過去完了形とかさぁ、いろいろ大変だなぁ」

と思う人もいます。


しかし、大学入試ではなく、英会話のために英文法を学ぶのであれば、そんなにむずかしく考えなくても良いのです。

実際のところ、中学・高校で習う英文法。特に高校で習う英文法では、

「実は英会話では使われない」

という項目がけっこうあるんです。


当然のことながら、そういった事項は学ぶ必要はありませんし、むしろ、中途半端に知っていた方が有害だったりします。

例えば、先ほど例として挙げた「過去完了形」。

実際のところ、これを英会話で使うことはほとんどありません。


なぜかと言えば、ネイティヴが現代では過去完了形はほとんど使わないから。(あえて言えば、仮定法過去完了のときだけはよーく使います)

シンプルですよね。

ネイティヴが使わないんですから、私たちノンネイティヴが無理に使おうとする必要はまったくない。

そして、無理に使おうとすると、使うべきではない場面で使ってしまうケースが非常に多いのです。


例えば、「私が駅に着く前に、終電は駅を出発した」を、無理矢理過去完了形を使って、

The last train had left the station before I got to the station.

とする人はとても多いです。


ところが、このケースでは、ネイティヴは

The last train left the station before I got to the station.

と、シンプルに過去形で言ってしまうケースがずーっと多いのです。


確かに、厳密に文法通りで考えたら、had leftの方が正しいです。

ただ、実際のところは、leftと過去形で済ますネイティヴの方がずっと多い。

逆にhad leftにした方がネイティヴは不自然だと感じたりします。


いくら「こっちの方が文法的に正しいんだ!」とノンネイティヴである日本人が言ったところで、

「そんなの知らないよ。われわれネイティヴはそんな使い方しない」

と一蹴されるだけです。


中には、「ネイティヴでも過去完了形を使うことがある」というケースもありますが、それは希。

「無理して使おうとして、使うべきでない場面で使ってしまう」

と言う方がずっと多い。

それに、仮定法を除けば、たとえ、「ネイティヴも過去完了形を使う」というケースでも、「過去完了形でもいいけど、過去形でも問題ない」というケースばかり。

ですから、仮定法以外で、過去完了形の可能性はまったく考える必要はないのです。

例えば、

The last train ------ the station before I got to the station.

(A) left
(B) had left
(C) leaves
(D) will leave


という問題はAもBも正解になっちゃうので、出せないのです。

「文法的に厳密に言えば、Bが正解。
でも、ほとんどのネイティヴはAだと言うから、Aが正解…。

どっちが正解なんだ? 絞れない…」

というように、問題として成立しないからです。


過去完了形のように不要な英文法を気にしなくて良いのは、
英会話はもちろんですが、TOEICもそうなんですね。



■こう考えていくと、そんなにむずかしくはない

上記の使わない過去完了形のように、

「中学・高校では習うし、大学入試には出るかもしれないけど、英会話ではまったくの不要だし、TOEICでだって出ない」

という例はけっこうあるのです。


こういう例を削っていけば、英会話のために学ぶべき英文法(それどころかTOEICだって)というのは、そんなに範囲は広くないんです。

なので、

「細かい所まで一杯英文法を学ばないといけないのか!」

という心配は不要です。

高校卒業後は、もう学校の英語の勉強は終わったのですから、実践的なことだけを学んでいけば十分なのです。


今回のお話は以上になります。

不要なところを削って、英会話に必要な英文法の知識、そしてその知識をどう英会話で使えば良いかを学びたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、

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がお役に立てれば幸いです。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。













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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
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