今回は主に初心者向けの話ですが、
TOEICでリーディングセクションが苦手な中級者の方、
英文法が苦手な中級者の方にもぜひお読みいただきたいお話になります。
■1番必要な知識
いきなりですが、3つ問題です。
1. This is a ------ problem.
(A) critical
(B) critically
(C) criticize
(D) criticism
2. ------ he was angry.
(A) Understand
(B) Understandable
(C) Understandably
(D) Understandability
3. She talked about ------.
(A) passion
(B) passionate
(C) passionately
(D) passionless
正解は、
1. A
2. C
3. A
ですが、解けたでしょうか?
※:解けたか解けないかは問題ではなく、
あくまで、説明のための問題ですので、
解けなかったとしても、解けなかったこと自体にはあまり気にしないでくだ
さい。
逆に言うと、解けた方でも解き方が間違っている場合は、問題アリと言えま
す。
これらの問題は非常に簡単な英文法の問題です。
レベルが1〜100まで100段階であるとしたら、
レベル1とまでは言わないまでも、せいぜい、
レベル2〜5ぐらいのレベルです。
しかし、中には、
「問題文の単語、this、is、a、problem、he、was、angry、she、talked、about
は確かに簡単だけど、選択肢の単語が簡単とは思えないんだけど…。
知らない単語があるから解けないよ」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これらの問題は、やはり英文法の中では非常に簡単な問題で、
TOEIC 200点台の初心者の方でも、英文法の最初の基礎をわかっている人なら、
全問正解できる問題です。
そして、これは、
「選択肢の単語を知っているから解けた」
のではありません。
「これらの問題が英文法の最初の基礎をわかっているのなら、選択肢の単語を
1語も知らなくても解ける問題だから」
です。
(A) critical
(B) critically
(C) criticize
(D) criticism
(A) Understand
(B) Understandable
(C) Understandably
(D) Understandability
(A) passion
(B) passionate
(C) passionately
(D) passionless
これらの単語を1つも知らなかったとしても、英文法の最初の基礎がわかってい
る人は、
「意味はわからないけど、単語の形から判断できるよ。
1はalで終わるからAでしょ、2はlyで終わるからCでしょ。
3は、sionで終わるからAだよね」
と単語の形から判断できるのです。
逆に、これらの単語の意味を知っていたとしても、
この「英文法の最初の基礎」がわかっていなければ解けません。
意味で考えてみると、
問題1
(A) critical これは危機的な問題だ。
(B) critically これは危機的に問題だ。
(C) criticize これは批判する問題だ。
(D) criticism これは批判問題だ。
問題2
(A) Understand わかる。彼は怒っていた。
(B) Understandable 理解可能。彼は怒っていた。
(C) Understandably 当然、彼は怒っていた。
(D) Understandability 理解可能であること。彼は怒っていた。
問題3
(A) passion 彼女は情熱について話した。
(B) passionate 彼女は情熱的について話した。
(C) passionately 彼女は情熱的について話した。
(D) passionless 彼女は情熱がないについて話した。
と、けっこうどれでも良さそうに見えてしまうのです。
一部、「それは変じゃない?」というものもありますが、
どれでも良さそうに見えてしまうものが多いですよね。
特に、問題1なんかすべて良さそうに見えます。
先ほどの問題を意味で考えて、なーんとなく解いて正解できた人もいるかもしれ
ません。
しかし、こういった「意味でなんとなく」考えるのは間違い。
今回の問題は簡単なので解けたかもしれませんが、
このレベルの問題なら、
「○○だからこれが答え」
としっかりと理由も言えて正解できないと将来の英語学習で壁にぶつかる可能性
が高いです。
例えば、
What he thought was a computer was a phone.
みたいな、「短いけど、複雑な構造の文」を読めない。
Andrew Jones, the president of the company considered as one of the best
companies manufacturing televisions in this country, appeared on the news
program, saying that this year would be the most important year for his
company.
みたいに、「主語(S)が長い文」を読めない。
Where are you going to?
Where do you think the president is going to?
みたいな間違いを英会話でやってしまうし、
間違っている原因がわからない。
こういった問題に直面している方のお話を聞くと、
かなり、
「実は、この英文法の最初の基礎がわかっていないことが原因」
という方が多いのです。
■一番最初に学ぶべきは「品詞」
では、先ほどから繰り返しお話している、
「英文法の最初の基礎」とは何なのでしょうか?
それは「品詞」です。
英語にはいろいろな「○○詞」があります。
名詞、形容詞、副詞、動詞、前置詞、従属接続詞、等位接続詞、不定詞、現在分
詞、過去分詞、動名詞、疑問詞、関係代名詞、関係副詞…
私が言っている「品詞」というのはこれらのことではありません。
最初に学ぶべき、英文法の「品詞」というのは、
名詞、形容詞、副詞、動詞
この4つだけです。
突き詰めて行くと、英語と言うのは、この4つに「文」を加えた、
名詞、形容詞、副詞、動詞、文
の5つの要素しかありません。
つまり、英語を理解するには、
名詞、形容詞、副詞、動詞、文
これらを学ぶことが一番大切なのです。
でも、なぜか、これは本当に不思議なのですが、
ほとんどの教材で、「名詞、形容詞、副詞、動詞、文」は説明されないのです。
例えば、関係代名詞については学習したことがある人は多いと思います。
「あー、なんか学校の頃やったな」
ぐらいには覚えていると思います。
不定詞だって、
形だけなら「to+動詞の原形」と知っている方は多いと思います。
しかし、例えば、「名詞」について学習したことがある人がどれだけいるでしょ
うか?
He is a good student.
みたいな簡単な英文でも、
「英語ではa good studentは3語だが、1つの名詞として見る」
という基本事項を理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
形容詞、副詞、動詞についても同様です。
なぜか、学校でも、多くの教材でも、「品詞」は説明されません。
でも、品詞は英語で非常に重要なんです。
先ほどの問題だって、
1. This is a ------ problem.
(A) critical
(B) critically
(C) criticize
(D) criticism
「a ------ problemが1つの名詞になる。
冠詞と名詞の間に挟まれているから、形容詞が入る。
意味はわからないが、Aのcriticalはalで終わるから、形容詞だな」
2. ------ he was angry.
(A) Understand
(B) Understandable
(C) Understandably
(D) Understandability
「主語(S)のheより前にある。
ということは、文の構造に無関係な副詞しか置けない。
意味はわからないが、CのUnderstandablyはlyで終わるから、副詞だな」
3. She talked about ------.
(A) passion
(B) passionate
(C) passionately
(D) passionless
「前置詞aboutの後ろが空いている。前置詞は必ず名詞とセットで使わなけれ
ばいけないから、名詞が答えだな。
意味はわからないが、Aのpassionはsionで終わるから、名詞だな」
と簡単に解ける問題なんです。
※:TOEICでは品詞は超頻出問題。「文型」と合わせると、
「品詞・文型」問題は、英文法問題の半分近くを占める。
それに、先ほどお話したように、一番の基礎ですべてにかかわってきますから、
品詞がわからないまま突き進んでしまうと、将来壁に当たる可能性が高いです。
■初心者、英文法が苦手な中級者は「品詞」から!
以上が今回のお話になります。
「品詞」は英語学習をする際に非常に大切な知識。
英文法は何をやるにしても品詞の知識が必要になります。
初心者の方は、将来壁に当たらないためにも、
ぜひ今から、しっかりと品詞を理解するようにしておいてください。
中級者の方でも、英文法で壁に当たっている方は品詞を見直してみてください。
「英文法は解説を読んでも言っている意味がわからない」
という場合は、品詞の理解欠如が原因である可能性が高いです。
品詞は本当に重要です。
私自身、昔は通信簿2(5段階)、偏差値30と英語が苦手でした。
先ほどお話したように、学校や教材では、品詞を説明されることは少ないですか
ら、「品詞がわからないことが原因」ともわかりませんでした。
しかし、品詞からやり直したら、どんどん英語が得意になり、
TOEIC 990(満点)、英検1級を取るまでに至りました。
また、今まで、15,400名以上の方に英語指導させていただいた経験からも、
「品詞が重要である」という点は自信を持って言えます。
初心者の方で、品詞をはじめとして、英語の基礎から学びたい方は、
冒頭でお話しさせていただいた、
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
→<
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm >
がお役に立てれば幸いです。
締切が明日15日(木)と迫っておりますので、お急ぎください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
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