今は、新学期、新年度の4月と言うことで、
「英語学習やるぞ!」と気合いが入っている方も多いと思います。
もうすでに英語学習を始めている方、これから始める方にも、
今回は「英文法学習で最も注意してほしい点」をお話いたします。
■英文法は英語学習をやるなら必ず必要
「最も注意してほしい点」をお話しする前に、1つ、英文法についてよく誤解
される点についてお話させてください。
この点は、よくメルマガでお話させていただきますので、
簡潔に、ということになりますが、
英文法は、英語学習をする人なら全員必要です。
不要なのは、ネイティヴ、帰国子女でもなければ、
よっぽど英語の才能がある人だけです。
英文法というと、「マニアックな不要な知識」「英会話では不要」と誤解され
ますが、英語学習する人なら全員必要です。
例えば、リーディングで、
「単語や熟語の意味は知っている文なのに、長い文、複雑な文になると文全体
の意味がわからない」
なんてことないですか?
例えば、
This newly appointed secretary, who has been seen as a rich guy who
doesn't understand the way of thinking of ordinary people, is scheduled
to meet with the Prime Minister.
という文で、
newly「新しく」
appoint「指名する」
secretary「大臣」
ordinary「普通の」
schedule「予定する」
the Prime Minister「首相」
という単語を知っていても、文全体の意味がわからない人は多いのではないで
しょうか?
そして、わかったとしても、スラスラと左から右には読めず、
何回か読み直してしまったりしてないでしょうか?
それは、単語や熟語がそれぞれ文の中でどういう役割を果たしているのか?
つまり、「文の構造」がわかっていないことが原因です。
その文の構造とはすなわち英文法のことです。
英文法がわかっていないと、appointedを動詞と勘違いして、「指名した」と勘
違いしたり、「一般人が首相と会う予定」とか変な勘違いをしてしまいます。
また、英会話で、間違っていると指摘されて、いろいろ解説されたけど、
「自分の英文がなぜ間違っているのか理解できない」
なんてことありませんか?
それも、同様に英文法の知識が不足していることが原因であることが多いです。
・英文の意味を理解する
・正しい英文を作れるようになる(英会話でも、ライティングでも)
これって、英語学習する人なら誰でも目標とすることですよね?
ですから、英文法は英語学習する人なら全員必要なわけです。
※:「一般人の考え方が理解できない金持ちの男と見られている、この新しく指
名された大臣は首相と会う予定だ」
■意味がわかることは最終目標ですが…
先ほど、
「単語や熟語を知っていても、構造がわからないから、
文全体の意味がわからない」
とお話させていただきました。
英文法を学習するのは、構造がわかるようになって文全体の意味がわかるように
なるため。
そう、最終的な目的は「意味がわかること」なのです。
そのため、
「意味がわかればいいんでしょ?
"これが過去分詞で、これを修飾している"とかいろいろ考えるのはめんどく
さいし、意味がないんじゃない?」
と思う人も多いです。
これはある意味、理にかなっています。
例えば、先ほどの文、
This newly appointed secretary, who has been seen as a rich guy who
doesn't understand the way of thinking of ordinary people, is scheduled
to meet with the Prime Minister.
で、appointedを「指名した」ではなく、
「この新しく指名された大臣」
と意味がちゃんと取れていたり、
appointed、has been seen、doesn't understandなどに惑わされず、
is scheduled to meetが主旨であり、主旨は
「大臣が首相と会う予定だ」
というところが取れている。
つまり、「わざわざ考えなくても意味がわかる」のだったら、
「何が何を修飾している」とか「これは過去分詞だ」などは考える必要はあり
ません。
しかし、意味が分からないのならどうでしょう?
意味を取り違えて、「指名した」としてしまったり、
is scheduled to meetが主旨だということを取り違えてしまったらどうでしょ
う?
それだったら、考えなければダメですよね?
肝心の意味がわからないのですから。
構造を考えるのはめんどくさいかもしれません。
でも、構造がわからなければ意味はわかりません。
最初から意味がわかっているのなら構造は考えなくてもいいですが、
意味がわからないのなら、構造を考えなければなりません。
日本語がスラスラ理解できる日本人に、日本語の構造を考えろ、とは言いませ
ん。
すでに、意味がわかっているからです。
でも、日本語がわからず、日本語を勉強している外国人に、
「考えずにガンガンやってれば大丈夫だよ」
なんて無責任なことは言えないはずです。
「これこれこういう理由でこういう意味になるんだよ」
と考えることによって意味を理解できるように教えなければならないはずです。
■意味だけで考えてはいけない
このように、英文法を学習する最終目標は「意味」です。
しかし、それは最終目標であり、
「構造がわかる→意味がわかる」という順番なのです。
しかし、最終目標が意味であるために、
英文法を意味だけで考えてしまう方がとても多いのです。
でも、残念ながら、英文法というのは、意味を最初に考えてしまうと、
いろいろなところでドツボにはまってしまいます。
例えば、
------ do you think the president is going to?
(A) Where
(B) Why
(C) When
(D) Which factory
なんかは、一見するとすごく単純な問題に見えます。
「going。"行く"だから場所を聞いてるんだから、whereでしょ」
と単純に意味で考えてしまう方が多いのですが、
これは間違い。
正解はDのWhich factoryです。
「whereは"どこ"という意味」
という意味ばかりに注目してしまう人が多いのですが、それより先に、
「whereは副詞」
という構造に注目するべき。
今回の場合、
the president is going to?
と、最後に前置詞toがあります。
前置詞というのは、必ず名詞とセットで使わなければいけません。
前置詞だけ単独で使うことは基本的にできません。
ということは、空欄には名詞を入れてあげなければいけないのです。
そして、品詞を見て行くと、
(A) Where 副詞
(B) Why 副詞
(C) When 副詞
(D) Which factory 名詞
と、名詞は1つしかありません。
なので、すぐにwhich factoryが答えとわかります。
英文法の問題でも意味を考える必要があるときもありますが、
それは、「構造だけでは絞れない場合」に限ります。
例えば、先ほどの選択肢が、
(A) Where
(B) Why
(C) Which book
(D) Which factory
だったら、CもDも品詞は名詞になります。
なので、構造だけでは絞りきれず、意味で考えないといけません。
意味で考えると
C「社長はどの本に行くと思う?」
D「社長はどの工場に行くと思う?」
とDの方が正しいことがわかります。
常に英文法は、
1、構造で選択肢を絞り込む
2、構造だけで1つに絞れない場合は意味で考える
という「構造→意味」という順番で考えます。
AとBは1の構造の段階で切られているので、
意味を考える機会すらありません。
TOEICでは、構造から考えるようにすれば、英文法がわかっている人は、
単語の意味がわからなくても、問題が簡単に解けたりします。
例えば、メルマガでよく使う例題
Those who attended the afternoon meeting reached agreement that the
situation the company was facing was very serious and a ------ solution
was required.
(A) comprehend
(B) comprehensive
(C) comprehension
(D) comprehensively
なんかは、選択肢の単語を1語も知らなくても、
英文法がわかっている人は、
「ここに入るのは形容詞。
意味は知らないけど、Bは-iveで終わるから形容詞だな」
とすぐに答えられてしまいます。
逆に単語をすべて知っていても、意味で考えてしまうと、
Aなら、「理解する解決策が要求された」
Bなら、「包括的な解決策が要求された」
Cなら、「理解解決策が要求された」
Dなら、「包括的に解決策が要求された」
と、どれも良さそうに見えてしまい解けないのです。
■英文法では構造を学ぶ
以上が今回のお話になります。
英文法を学ぶ最終目的は「意味がわかるようになること」です。
しかし、学ぶ段階で意味を優先してしまうと、
いろいろと学ぶ上で障害となります。
そのため、英文法を学ぶ際は、
構造を理解するようになることを意識し、
問題を解く際は、
「構造→意味」
というように構造を優先させてください。
英文法を学びたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、
「1年でTOEIC 900! 分かる! 解ける! 英文法!」
→<
http://51.thebelltree.com/grammar51.htm >
がお役に立てれば幸いです。
締切が明日12日(木)と迫っておりますので、
ご検討中の方はお急ぎくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
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