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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英語学習に日本語のルールを持ち込んではいけない





今回は、私が英語学習者に「最も注意してほしいこと」になります。


■こういうアメリカ人がいたらどうですか?


まずはたとえ話から始めさせてください。

あなたの友人で、日本語を学んでいるアメリカ人がいるとします。

しかし、その友人はしょっちゅう、

「私は行ったんだスーパーに」
「私は買ったこの本を」
「彼は来たここに」

のように話します。


これって、自然な日本語ではないですよね?

日本語では普通、動詞は最後に持ってきます。

「私はスーパーに行ったんだ」
「私はこの本を買った」
「彼はここに来た」

の、「行ったんだ」「買った」「来た」のように。

先ほど例として挙げたアメリカ人のように、動詞を途中に持って来るのは、
自然な日本語とは言えません。


なので、あなたはそれを指摘します。

「動詞を最後に言わないと変だよ」

と。


すると、友人はこう言ってきました。

「え? なんで? "私は行ったんだスーパーに"って、I went to the
 supermarket.でしょ? 正しい意味じゃないの?

 I(私)の次にwent(行った)が来ているじゃない。
 何がおかしいわけ?」

こう言われたら、あなたはどう思うでしょうか?


「いや、英語ではそういう語順かもしれないけど、
 日本語はそうじゃないんだよ」

と思うでしょう。


ここでアメリカ人が学んでいるのは日本語です。

日本語には日本語のルールがあります。

「英語に訳したらどうか?」は一切関係ないんです。

英語ではOKであっても、日本語のルールに反していれば、それはダメなんです。


もしかしたら、

「そんなこと言うアメリカ人はいないでしょう」

と思うかもしれません。

そして、実際にはこういうアメリカ人はいないかもしれません。

でも、実際には、英語を学ぶ多くの人がこれと同じことをしてしまっている
んです。



■日本語でどうかは関係ない


英文法を学んでいると、「問題を解く」という作業が欠かせません。

試験でも英文法の問題は良く出ます。

例えば、TOEICのパート5、6の約半分は英文法の問題です。


その英文法の問題を、日本語で考えてしまうと間違ってしまうケースがとても
多いのです。

例えば、

Unfortunately, that conference room was too small for forty people
------.

(A) to have a meeting
(B) to have a meeting in
(C) to have a meeting in it
(D) to meeting

という問題。


Aを選んでしまう人がとても多いんですね。
でも、正解はBなんです。

しかし、この問題。正解がBだと言われても、

「え? なんでAが間違いなんですか?
 "残念ながら、あの会議室は40人が会議するには小さすぎた"って正しい意味
 に感じるんですけど…」

と納得しない方が多いんです。


確かに、「残念ながら、あの会議室は40人が会議するには小さすぎた」という
「日本語」には何の問題もないでしょう。

でも、今解いているのは、英語の問題なんです。
日本語の問題ではないのです。

いくら、日本語ではよくても、英語でダメならダメなんです。

日本語のルールで、英語を判断しても意味がないんです。


※:以下は、「英語にはこういうルールがあり、このように英語のルールで判
  断しないといけませんよ」という例に過ぎません。
  「下の解説だけで理解して下さい」という意味ではありません。

英語においては、

「S be too 形容詞 不定詞」

という形では、

1、不定詞に穴(本来は名詞があるべきなのにない場所)がある
2、その穴に主文のSを入れると意味が通る

という2つの特性があります。


Unfortunately, that conference room was too small for forty people to
have a meeting in.

上記の例で言えば、不定詞は

for forty people to have a meeting in

になります。


最後にinがありますね。

inと言うのは前置詞。
前置詞は必ず後ろに名詞を置く必要があります。

それなのに名詞がない。

と言うことはこれは「本来は名詞があるべきなのにない場所」。
つまり「穴」であると言えます。

なので、

1、不定詞に穴(本来は名詞があるべきなのにない場所)がある

という特性を満たしています。


そして、この穴に主文のS(that conference room)を入れると、

for forty people to have a meeting in that conference room
「40人があの会議室で会議をする」

と意味が通ります。


ですから、もう1つの特性、

2、その穴に主文のSを入れると意味が通る

も満たしています。

ですから、Bのto have a meeting inが正しいんですね。


一方、Aのto have a meetingだと、不定詞の部分は、

for forty people to have a meeting

となってしまい、穴がありません。

従って、Aは間違いなのです。


「日本語ではそんなこと考えないよ」と思うかもしれません。

でも、今解いているのは英語の問題で、
英語にはこういうルールがあるんです。

ですから、そのルールに従って問題を解かなければなりません。

「日本語ではどうか?」はまったく意味がないんです。



■日本の英語教育の最大の問題点


最も伝えたい点なので、メルマガではたびたびお話させていただきますが、

「日本語に訳して英語を考えてしまう」

という点は、日本の英語教育の最も悪い点と私は考えています。


「日本語に訳すことが良くないこと」という点はある程度は分かっている人が
多いです。

しかし、それはせいぜい、

「I think that this project is going to succeed.を、わざわざ、
 "私はこの計画は成功すると思う"と綺麗に訳すと、何回も読み直すことに
 なるよね。

 英語だとthinkのように動詞は最初の方に来るけど、
 日本語では"思う"のように、最後に来る。

 日本語の語順にあわせていたら、何回も読むことになってしまう。

 だから、"私は思う、この計画は成功すると"というように、
 英語の語順で読むべきだ」

という程度のものです。


上記の点は理解している方が多いのですが、先ほどのto have a meeting inの
ように、

「日本語のルールで判断してはいけない。
 英語のルールで判断しなければならない」

という点を理解している方はとても少ないんです。


これは今までに、13年以上にわたって、20,900名以上の方を英語指導させて
いただいた経験上、自信を持って言えることです。


「日本語訳に頼ってはいけない」という点は非常に非常に重要なので、

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などの私の講座では、補助テキストにて、たっぷりと

「日本語訳に頼るとこういう弊害がありますよ」

という点を解説させていただいております。


英文法には直接は関係ないのですが、とても大切なので、
補助テキストにまとめ、この補助テキストは講座の受講生様には無料でお配り
しております。


以上が今回のお話になります。

「日本語訳に頼ってはいけない」

というのはとても重要な点ですので、ぜひ注意してください。

もしかしたら、冒頭でお話ししたアメリカ人の例と同じことをしてしまっている
かもしれませんよ。


日本語訳を通してではなく、英語は英語のまま見れるように、
英文法を学びたい方は、冒頭でお話しさせていただいた、

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がお役に立てれば幸いです。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。












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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
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