ここ2回ほどは、1月は1番英語熱が高い月と言うことで、
「最も伝えたいこと」をお話しております。
今回もそうでして、
「英文法で一番誤解されていること」
をお話いたします。
■このように問題が解けたらどうでしょうか?
英文法というと、学習をしていれば、
下記のような穴埋め問題を解くのが定番です。
1. I went to the restaurant ------ we had lunch yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
では、下記のように問題が解けたらどうでしょうか?
「あ、先行詞(関係詞の直前にある名詞)が場所のときは、whereって覚えて
るもんね。だから、答えはBのwhereだ」
あるいは下記のように解けたらどうでしょうか?
「えーと、whereじゃないかなぁ。whereがしっくり来るなぁ。
I went to the restaurant where we had lunch yesterday.
うん。なんか良さそうだよね」
結果を言ってしまえば、どちらも正解です。
正解はしているのですが、
このような解き方で良いのでしょうか?
もちろん、人によって感想は違うでしょうが、
私が今まで、13年以上にわたって、21,300名以上の方に英語指導させていただ
いた経験上、
「いいんじゃないの?」
と思う人の方が多いですし、そもそも、
「え? 英文法ってそういうものでしょ?」
と思っている方が多いんです。
つまり、英文法というのは、
「"場所が先行詞ならwhereが答えだ"のように、暗記するもの」
「選択肢を入れてみてしっくり感じるかどうかで検討する等して、
感覚的に解くもの」
と思っている人が多いんです。
そして、実際のところ、日本の伝統的な英語教育も、
英文法をこういった「暗記」「感覚」で指導するケースが多いんです。
「いろいろ考えずに、こういうものだと覚えておいて」
とか、
「いろいろ考えずに、感じ取るんだ」
という指導方法ですね。
ですから、多くの人が、「英文法は暗記や感覚で学ぶもの」と誤解していても
無理はありません。
■これでは向上しない
しかし、英文法を暗記や感覚で学んでは、ほとんどの人は壁にぶつかります。
今はぶつかっていなくても、将来的にはかなり高い確率で壁にぶつかります。
これは、昔は英語が苦手だった(通信簿2(5段階)、偏差値30)私自身の経
験、(今ではTOEIC 990(満点)、英検1級)
そして、今まで、13年以上にわたって、21,300名以上の方に英語指導させていた
だいた経験上、自信を持って言えることです。
暗記や感覚は、まぁはっきり言って、学ぶ方も、教える方も「楽」なんです。
あれこれ考えずに、暗記すればいいだけ。
「ふーん、こんな感じなんだぁ」とわかったような感覚になればいいだけ。
教える方も、説明せずに、「覚えておいて」でいいですし、
「こういう感じなんだよ」という、ある意味いい加減な説明で済んでしまう。
そして、暗記や感覚でも、ある程度はできるようにはなるんです。
例えば、「場所が先行詞ならwhere」と覚えておけば、
先ほどの問題はちゃんと解けたわけです。
ところが、ある程度のところまで行ったら壁にぶつかってしまうのです。
例えば、以下のような問題になると解けなくなります。
2. I went to the restaurant ------ we had lunch at yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
先ほどの問題とそっくりなのですが、微妙に違います。
じゃあ、先ほどと同じように、
「場所が先行詞だからwhereだ」
で通用するかどうか? と言うと、通用しない。
今度の答えはAのwhich。Bのwhereは間違いなんです。
しかし、暗記派の人は、こうなると、別の暗記を始めます。
今度は、
「場所が先行詞でも、atみたいな前置詞があったらwhichが答え」
と、別の解法パターンを暗記したりします。
しかし、それも所詮、付け焼き刃。
以下のような問題は解けません。
3. I went to the restaurant ------ we had lunch at noon yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
今度は答えはBのwhereです。
「場所が先行詞でも、atみたいな前置詞があったらwhichが答え」
は通用しません。今度はatがあっても、答えはwhereなのです。
そうなると、また新しい解法パターンを探して暗記したりする人もいますが、
これでは「いたちごっこ」です。
こういうことを繰り返すうちに、どんどん「覚えること」が増えて来て、
「英語って覚えることが多過ぎる!」
とイヤになってしまったりするのです。
感覚でやった場合も同様。
先ほど、「なんとなくwhereのような気がする」と1問目は正解できました
が、それには何の根拠もありません。
何の根拠もないというのはたまたま正解できただけ。
2問目、3問目も、「たまたま正解」が続くものではありません。
そうすると、やはり、「なんだか英語ってよくわからない」とか、
「自分には英語の才能がない」と、やはり英語がイヤになってしまったりしま
す。
■英文法は理解するもの
先ほどお話したように、英文法を暗記や感覚で学ぶと言うのは珍しいこと
ではなく、伝統的な日本の英語教育のスタイル。
ですから、私も昔はこのスタイルで学んでいました。
ただ、先ほどお話したように、私は通信簿2(5段階)、偏差値30と英語が
苦手でした。
ですから、先ほど、「イヤになってしまう例」はすべて体験しました。
次から次へと、暗記では解けない問題にぶつかり、
次から次へと、新しい「覚えること」が出てくる。
「英語って覚えることが多過ぎる!」
とイヤになりました。
かと言って、感覚でやっても全然分からないので、
「自分には英語の才能がない」と落ち込んだこともありました。
そうではなく、英文法というのは、論理的に理解すべきものなんです。
先ほどの一連の問題だったら、
※:以下は、「論理的に理解している人はこう考えてますよ」という例に
過ぎません。「以下の説明だけで理解してくださいね」という意味ではあり
ません。
「関係詞というのは、後ろに必ず文を置いて、"関係詞+文"とセットで使う
もの。
そして、関係詞が何かによって、後ろの文の構造が違う。
文が、
we had lunch yesterday
we had lunch at yesterday
のように、穴(本来は名詞があるべきなのにない場所)のない文なら、
副詞の関係詞が入る。(whereは副詞の関係詞)
一方、文が、
we had lunch at yesterday
のように、穴のある文なら、名詞の関係詞が入る。
(whichは名詞の関係詞)
上記の例なら、前置詞atの後ろに名詞がないのが穴。
前置詞は必ず名詞を後ろに置いて、"前置詞+名詞"でセットで使うもの。
それなのに、atの後ろにあるのは、yesterdayという副詞だけ。
ということは、これは穴がある文と言える」
というように、論理的に理解していなければならないのです。
そうすれば、
1. I went to the restaurant ------ we had lunch yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
と
3. I went to the restaurant ------ we had lunch at noon yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
は穴がないので、whereが答え。
(3はatがあるが、2と違い、noonという名詞がある)
2. I went to the restaurant ------ we had lunch at yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
は穴があるので、whichが答え。
とちゃんと根拠を持って答えられるのです。
こうなれば、いわゆる「引っ掛け問題」なんてものはないとも言えます。
2や3を「引っ掛け問題」と感じるかもしれませんが、
それは暗記や感覚と言った、間違った方法で勉強しているから。
論理的に理解している人には、引っかけ問題ではないのです。
私は、英文法は論理的に学ぶものと知り、それを実行し始めてからは、
どんどん英語ができるようになり、TOEIC 990(満点)、英検1級を取ることが
できるようになりました。
また、私の講座の受講生様も、論理的に理解することで、成果を挙げられた方が
大勢いらっしゃいます。
「英文法は暗記や感覚ではなく、論理的に理解!」
これは、英文法を学ぶにあたって、最も重要な点の1つと言えます。
英文法を暗記や感覚ではなく、論理的に理解する形で学びたい方は、
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今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
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