今回は「英語初心者は何をすればいいのか?」というお話になります。
※:あくまで主観ですが、初心者は、TOEICで言うと、500点以下。
英文法の理解度で言えば、「前置詞、従属接続詞を何となくでもわかって
いないレベル」かと思います。
■よくいただくご質問
メルマガではよくお話させていただいておりますが、
私は昔は、通信簿2(5段階)、偏差値30と英語が苦手でした。
(今はTOEIC 990(満点)、英検1級)
また、冒頭でお話しさせていただいた、
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htmという、初心者向けに特化した講座をやらせていただいております。
そのため、多くの初心者の方からご質問をいただくのですが、
「初心者なのですが、何から始めれば良いでしょうか?」
というご質問をいただくことが多いです。
もちろん、やるべきことはいろいろとあるのですが、
「真っ先に始めるべき」と言えるのは、
「英文法を一番の基礎からやり直すこと」
これに尽きます。
■ほかの分野も大事だが…
もちろん、英語と言うのは英文法だけでできるようになるものではありません。
語彙だって必要ですし、
リスニング力だって必要です。
ただ、私自身が初心者だったのでよくわかるのですが、
英文法の基礎ができていないと、それによる弊害はとても大きく、
英語学習全般がはかどらないのです。
例えば、リスニングやリーディングをやっていると、
「この文、使われている単語・熟語は全部知っている(or辞書で調べた)のに
文全体の意味がわからない」
なんてことありませんか?
例えば、
When you came here yesterday, I was so busy that I didn't know that
you were here.
は簡単な単語・熟語しか使われていません。
でも、文全体の意味をちゃんと取れないという初心者の方はけっこう多いん
です。
「単語・熟語は知っているのに文全体の意味が取れない」
「短い文、単純な文ならわかるけど、長い文、複雑な文になるとわからない」
これは典型的な「英文法の力不足」の影響です。
語彙学習だってそうです。
単語や熟語を暗記するだけなら、英文法が一切わからなくてもできます。
例えば、
「busy=忙しい」
と暗記しちゃえばいいのです。
でも、普通、単語帳には例文がついています。
例えば、busyを覚えるために、
When you came here yesterday, I was so busy that I didn't know that
you were here.
という例文がついていたりします。
そして、先ほどお話したように、英文法の力が不足していると、
英文の意味が取れなかったりする。
そうすると、
「この例文はどういう意味だろう?」
「なんでこの例文はこういう意味になるんだろう?」
という疑問が生じてきます。
先ほどお話したように、例文の意味がわからなくても、丸暗記はできます。
でも、例文の意味がちゃんと取れた方が、イメージが湧きやすくて、
覚えやすいですよね。
このように、英文法がわかっていないと、英語学習全般に大きな悪影響を及ぼ
してしまうのです。
※:ちなみに、上記の英文は、
「あなたが昨日ここに来た時、私はあまりに忙しくて、あなたがここにい
ることを知らなかった」
■英文法が厄介だと言える点
上記のように、英文法というのは極めて大切。
英文法がわかっていないと、英語学習全般に大きな悪影響が出ます。
しかし、それは語彙についても同じことが言えます。
語彙も英文法と同じだけ大切でして、
語彙不足もやはり大きな悪影響を与えます。
ただ、語彙と英文法では、決定的に違う点が1つあるのです。
それは、
「語彙は積み重ねではないから、努力すればやり方が悪くても力になる」
というのに対して、
「英文法は理解の積み重ねなので、
やり方を間違えると努力しても身に付かない」
という点です。
語彙というのは積み重ねではありません。
例えば、appleというとても簡単な単語を知らない人でも、
sequestration「予算削減」というむずかしい単語を覚えることができます。
語彙は単純に暗記なので、「前提知識」が不要なのです。
そのため、「この順番で学ぶべき」という順番がない。
従って、やり方がめちゃめちゃでも、
努力さえすれば、多少なりとも力がつくのです。
ところが、英文法はそうはいかないのです。
例えば、「前置詞」という分野があります。
前置詞というのは、後ろに名詞を置いて、
必ず、「前置詞+名詞」というセットで使うものです。
そして、前置詞+名詞は形容詞か副詞になります。
例えば、
The guy in the car is my brother.
では、in the carは、
「前置詞(in)+名詞(the car)=形容詞(in the car)」
となっていて、the guyを修飾しています。
なので、the guy in the carは1つの大きな名詞になり、主語(S)として
使われています。
the guy in the carがS
isがV(動詞)
my brotherがC(補語)
という第2文型ですね。
もう1つ例を見ておきましょう。
I was sleeping in the car.
では、in the carは、
「前置詞(in)+名詞(the car)=副詞(in the car)」
となっていて、文全体を修飾しています。
副詞ですので、文の構造には一切関係ありません。
IがS
was sleepingがV
という第1文型ですね。
・
・
・
・
前置詞では上記のような説明がなされます。
しかし、中には上記の説明を見ても、
「ん? よくわからない…」
と感じた方も多いはずです。
例えば、
「the guy in the carが1つの大きな名詞になるってどういうこと?」
「in the carが文全体を修飾しているってどういうこと?」
「副詞だから、文の構造には一切関係ないってどういうこと?」
というような疑問を持たれた方も多いでしょう。
なぜそうなってしまうのかと言うと、前提知識を理解していないからです。
英文法というのは積み重ね。
A〜Zまで学ぶべきことがあるとしたら、
A→B→C→D→E…と順番に学ぶ必要があります。
Bを知らずして、Cは学べませんし、
Aを知らずして、Bは学べません。
前置詞はけっこう基礎的な内容ですが、AやBではない。
Eぐらいのレベルです。
と言うことは、A〜Dの知識がなければ、前置詞は学べない。
具体的に言うと、品詞、文型、副詞といった知識がないと理解できないのです。
品詞、文型、副詞を理解していない状態でいくら前置詞をがんばっても理解でき
ない。
つまり、「順番を間違えてしまうといくら努力しても意味がない」ということ
になってしまうのです。
appleを知らなくても、sequestrationを覚えられた語彙とは、ここが決定的に
違うのです。
語彙は適当に丸暗記を続けて行っても力がつきますが、
英文法は体系的に、1から順番に、じっくりと学んで行かないと身に付かない。
初心者はほとんどの人が、英文法の基礎ができていません。
逆に言えば、英文法の基礎ができていないから初心者に留まっていると言えま
す。
そして、英文法はじっくりと体系的に学ばないと意味がない。
ですから、初心者がまずやるべきなのは、
「英文法の基礎を徹底すること」
なのです。
私自身も昔は、英文法の基礎ができていないために初心者でした。
上記の説明は理解できませんでしたし、
「1つの大きな名詞になる」とか「文全体を修飾する」とか「副詞は構造に関係
ない」というのもわかりませんでした。
それに、そもそも「名詞」とか「主語」が何なのかも知りませんでした。
そんな状態ではどんなに努力しても力はつきませんでした。
自分で言うのもなんですが、
苦手を克服しようと、かなり勉強した時期があります。
でも、英文法の基礎ができていない状態では、いくらがんばっても力がつかず、
逆に点数が落ちたこともあったほどです。
でも、逆に、英文法の基礎からやり直したところ、
どんどん力がついて行き、TOEIC 990(満点)、英検1級まで到達したという
経緯があります。
そんな私の経験から言っても、また、13年以上にわたって、21,200名以上の方を
英語指導させていただいてきた経験から言っても、
「初心者は英文法の基礎を徹底!」
これは自信を持って言えることです。
今回のお話は以上になります。
英文法の基礎を固めたい方は、冒頭でお話しさせていただいた
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htmがお役に立てれば幸いです。
締切が明日11日(木)と迫っておりますので、お急ぎください。
詳しい内容、お申込は↓をご覧下さいませ。
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htmすでに内容を把握されていて、すぐにお申し込みたい方は↓より。
http://51.thebelltree.com/nb24apply.htm最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
今回は、私が英語学習において、「最も強く言いたいこと」。それと同時に、「日本の英...
今回は英会話に置ける英文法の、ちょっと変わったお話です。「間違った英文法が英会話...
今回は、英語学習において、「英文を作る練習」をする意味についてのお話です。特に初...
今回は英語学習全般。特にリーディングやリスニングのお話です。「長い英文、複雑な英...
今日から10月になりましたね。実は、10月は1年を通して、「2番目に英語学習熱が...
前号でもお話いたしましたが、実は10月と言うのは、1年を通して、「2番目に英語学...
ここ2週間ほどメルマガでお話させていただいておりますが、10月は1年を通して、2...
ここ数回お話させていただいているように、10月は1年を通して、「英語学習熱が2番...
今回は英語初心者と中級者に関するお話です。初心者と中級者。一見すると、中級者の方...
今回は英会話のお話になります。「私が言った、この英文は自然なのだろうか?」と、や...
今回は、私が英語学習者に「最も注意してほしいこと」になります。■こういうアメリカ...
今回は「英語は焦らずにじっくりと」というお話です。特に初心者の方にはぜひご覧いた...
今回はリーディングに関するお話です。ポイントは2つ。1つ目は、「あなたの友人で、...
今回は、「英語の問題を解く」ことについてのお話です。■論理的に考えて解くようにと...
今回は「英語初心者は何をすればいいのか?」というお話になります。※:あくまで主観...
今回は英会話向けのお話。「英会話なら、英会話に特化した英文法を学ぼう」というお話...
今号は、本メルマガ2014年最終号となります。最終号は少々番外編的に、「意外にこ...
2015年になりました。1月は1年を通して、最も英語学習熱が熱い時期。「今年こそ...
前回もお話させていただきましたが、1月は1年を通して、一番英語学習の熱が高まって...