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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英語は○○を学ぶことから始まる





今回は、「英語で最初に学ぶべき物」というお話です。

知っている人には、「もちろん、そうだよね」となるのですが、
知らない人からすると、かなり意外なものかもしれません。


■TOEICの英文法問題の傾向


英語で最初に学ぶべき「○○」は、TOEICを受けないで、ただ純粋に英語学習
する方にも重要ですが、TOEICでは特に重要と言えます。

TOEICのパート5、6の約半分は英文法問題です。

この英文法問題で一番頻出の分野が何だか、ご存知でしょうか?

実に、英文法問題の約43%。
つまり、約半分を占めるほどの、圧倒的の出題率を誇る分野です。

関係代名詞?
不定詞?
前置詞?
比較?
時制?



いずれも違います。

実は、一番頻出であり、英文法の約半分を占める最頻出分野は、

「品詞・文型」

です。


文型に関しては、ほとんどの方が聞いたことがあるかと思います。

SV  第1文型
SVC  第2文型
SVO  第3文型
SVOO 第4文型
SVOC 第5文型

S=主語
V=動詞
O=目的語
C=補語

っていう、あの「文型」です。


しかし、「品詞」に関しては、

「え? そんな分野、英文法にあったっけ?」
「品詞なんて、中学・高校の英文法の授業で習った記憶ないよ」

という方も多いのではないでしょうか?


でも、実は「品詞」は、英文法で最頻出分野。

先ほど最頻出分野は、「品詞・文型」と言いましたが、
この2つが重複した問題が多いために、「品詞・文型」という表記になって
いますが、「品詞」の問題の方が圧倒的に多いんです。


ですので、TOEICで最頻出分野の分野を本当に1つに絞れば、
それは「品詞」ということになります。



■学校では習わないし、ほとんどの教材に出てこない


「え? そんな分野、英文法にあったっけ?」
「品詞なんて、中学・高校の英文法の授業で習った記憶ないよ」

と思うのも当然。


なぜなら、ほとんどの場合、中学・高校では、品詞は習いませんし、
ほとんどの英文法教材で、品詞を取り扱っていないからです。

では、品詞とはどんな物かと言うと、

「名詞とはこれこれこういうもので、こういう使われ方がある」
「形容詞とはこれこれこういうもの、こういう使われ方がある」
「副詞とはこれこれこういうもので、こういう使われ方がある」
「動詞とはこういうものであり、こういう使われ方がある」

基本的には、名詞、形容詞、副詞、動詞という4大品詞がどういう使われ方
をするかを学ぶ物です。


問題としては、TOEICでは、以下のような問題が出ます。

Those who attended the afternoon meeting reached agreement that the
situation the company was facing was very serious and a ------ solution
was required.

(A) comprehend
(B) comprehensive
(C) comprehension
(D) comprehensively


この問題は、a ------ solutionと、冠詞(a)と名詞(solution)の間が空欄。

ここには名詞を修飾する語が入ります。
名詞を修飾するのは形容詞です。

選択肢の中で形容詞なのは、Bのcomphensive。

これは意味を知らなくても、語尾が-iveで終わることから、
形容詞だとわかります。

なので、Bが答えだとわかるものです。


上記のように、「どの品詞がここには入るのか?」という知識を問う問題。
単語の意味を知らなくても、品詞を理解していれば一瞬で正解できます。

逆に、単語の意味をすべて知っていても、品詞がわかっていなければ、
意味で考えても、

Aなら、「理解する解決策が要求された」
Bなら、「包括的な解決策が要求された」
Cなら、「理解解決策が要求された」
Dなら、「包括的に解決策が要求された」

と、どれも良さそうに見えてしまい、間違ってしまうのです。


しかし、こういった品詞は習いませんし、教材も扱いません。

どうやら、

「常識だ」
「英語ではなく、国語で習うものだ」

と思われているようです。


しかし、品詞というのはとても重要。

何しろ、TOEICの英文法問題の半分近くが品詞なのですから。

そして、品詞問題は、上記のように、
単語の意味を知らなくたって、一瞬で解けてしまう問題が多い。

これができるのと、できないのでは、大きな差になります。



■品詞ができないとすべてに悪影響が


しかし、中には、

「自分はTOEIC受けないから関係ない」
「確かに、品詞のことはわかっていないけど、さっきの問題解けたよ」

という人もいるでしょう。


しかし、品詞は何も「TOEICの品詞問題を解くため」だけに学ぶ物ではない
のです。

品詞というのは、英語の一番の基礎。
これがわかっていないと、英語すべてに悪影響を及ぼします。

例えば、多くの人が苦手とする「関係詞(関係代名詞と関係副詞の総称)」。

1. I went to the restaurant ------ my boss and his client had
  lunch at yesterday.

(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why

2. I went to the restaurant ------ my boss and his client had
  lunch yesterday.

(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why

こういう問題はよく目にしますよね。

そして、関係詞は英会話でもよく使いますから、
TOEICを受けなくても、必要な知識です。


答えは、1がAで、2がBなのですが、
正しく解けない人が多く、解けたとしても、確信を持って解ける人が少ない
問題です。


先行詞(関係詞の直前にある名詞)が場所だと、自動的にwhereになると
思い込んでいる人が多いのですが、そんなことはありません。

whichだったり、thatだったりすることもあります。

今回の場合、the restaurantが先行詞ですから、どちらの問題もBのwhereを
選んでしまう人が多いのですが、そうとは限らない。

2のように、whereが答えなときもあれば、
1のように、whichが答えなときもあるんです。


関係詞の後ろにはちゃんとした文が来る必要があります。

1では、

my boss and his client had lunch at yesterday

が来ています。

この文、ちゃんとした文ではありません。

atという前置詞があるのに、後ろに名詞がありません。

これでは不完全な文になってしまいますから、
選択肢では、名詞を選んであげる必要があります。

選択肢の中では、名詞なのはAのwhichだけ。

なので、1の答えはAになる。

Bのwhereは副詞なので、文の不完全さという穴を埋めることはできません。


一方、2では、

my boss and his client had lunch yesterday

が来ています。

この文は、ちゃんとした文です。

この場合、名詞という余計なものを入れてしまうと間違い。

副詞という、邪魔にならない品詞を入れてあげる必要があります。

選択肢の中で、副詞なのはBのwhere。

なので、2の答えはBになります。


ところが、上記の話を聞いて、

「前置詞があるのに、後ろに名詞がないと何が問題なの?」
「文が不完全だから名詞が必要ってどういうこと?」
「副詞では、穴を埋められないってどういうこと?」

「名詞を入れると余計になるから間違いってどういうこと?」
「副詞なら邪魔にならないってどういうこと?」

とわからない方が多いのです。


しかし、上記の知識は、いずれも品詞の知識なのです。

ところが、多くの人は、「わからないなぁ」といいながら、
関係詞の章をずーっと読み続けます。

でも、品詞の知識ですから、いくら関係詞の章を読んでも、それを解説している
ところは出てきません。


なので、「関係詞ってむずかしいな。よくわからない」となってしまうのです。


そして、関係詞は一例に過ぎません。

「品詞の知識がないために、理解できない」

というケースはとても多いんです。


私は、14年以上にわたって、23,100名以上の方に英語指導させていただいて
来ておりますが、

「品詞が原因で苦労しているのに、それに気づいていない人」

を本当に多く見て来ています。

これは初心者に限りません。

中級者でも、品詞をちゃんと理解している人は半分もいません。


上記のように、品詞は、TOEICで頻出なだけではなく、
知らないと、英語のほかのものすべてに悪影響を及ぼします。

それなのに、学校では習わないし、ほとんどの教材では扱わない。

「品詞」は絶対に学んでいただきたい分野です。


実は英語が苦手だった私(通信簿2(5段階)、偏差値30)が、
英語苦手を克服できたのも、品詞から学び直したのがキッカケでした。
(今では、TOEIC 990(満点)、英検1級)


英文法を「品詞」から学びたい方には、冒頭でお話しさせていただいた、

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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。












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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
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