よく言われることですが、日本人はリスニングが苦手です。
皆さんも、実際にリスニングをやってみて、
「えー、こんな簡単なのが聞き取れないのか!」
とビックリしたことがあるかと思います。
理由は至極単純で、学校でやらなかったから。
現在ではセンター試験にリスニング問題が取り入れられる等、
徐々に変わりつつありますが、それはここ数年の話。
すでに高校を卒業した人には関係のない話です。
今回はリスニング学習の際の注意ポイントをお話したいと思います。
■ポイント1:スクリプトで必ず、絶対に確認する
リスニングで絶対に絶対に守ってほしいのがこのポイント。
リスニング教材を聞いただけで済ませてしまう人がいますが、
これは上級者でない限りオススメできません。
リスニングトレーニングの目的は
「読めばわかるのに、聞き取れない部分を聞き取れるようになること」
です。
つまり、「聞き取れなかったところが何て言っていたか」を確認しなければ、
「聞き取れないところはわからないまま」で、あまり意味がないのです。
上級者の方であれば、
「知らない単語のスペルを音だけで推測し、辞書で調べて語彙を増やす」
なんてことができますが、初心者・中級者は知っている単語ですら聞き取れない
のですから、これは無理です。
初心者・中級者であっても、すでにもう使った教材で、すでにスクリプト(音声
の内容が紙に印刷されたもの)で聞き取れなかった部分を確認したものであれば
聞き流しでもかまいません。
しかし、そうでないのなら、必ず、スクリプトで、
自分が聞き取れなかった部分は何て言っていたのかを確認してください。
■ポイント2:そもそも語彙と英文法は大丈夫ですか?
リスニングトレーニングの目的は、
「読めばわかるのに、聞き取れない部分を聞き取れるようになること」
つまり、読めばわかる英文の教材でやらなければ、あまり意味がありません。
皆さん経験されているかと思いますが、リスニング教材を聞いてみて、
「んー、わからないなぁ。きっと知らない単語が一杯入っているのだろう」
と思って、スクリプトを確認してみたら、
「えー! こんな簡単な文が聞き取れなかったの?
こんなの誰でも知ってる単語ばかりなのに…」
なんて経験ありますよね?
私も最初のころはputとかitとか誰でも知っている単語を聞き取れずにビックリ
したことがあります。
つまり、リスニングでは、
「読めば簡単にわかる英文でも聞き取れない」
のです。
これは裏を返せば、
「同じ英文なら、聞き取るより読む方がずっと簡単」
「読んでもわからない英文を聞き取れるわけがない」
ということなのです。
先ほどお話ししたように、
「えー! こんな簡単な文が聞き取れなかったの?
こんなの誰でも知ってる単語ばかりなのに…」
というのならかまわないのですが、
「んー、スクリプト読んでもよくわからないな」
「スクリプト読めばなんとか意味わかったけど、何回か読み返したな」
というのでは問題です。
なぜかというと、それは「読めばわかる英文」ではないからです。
リスニングトレーニングの目的は
「読めばわかるのに、聞き取れない部分を聞き取れるようになること」
読んでもわからないのであれば、聞き取れないのはリスニング力不足ではなく
根本的な原因は、読んで理解するための力、語彙と英文法の力不足なのです。
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読んでもわからない、あるいはすぐにわからないのであれば、
リスニング力もそうですが、それ以上に、語彙と英文法を鍛える必要があります
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■ポイント3:単語1つ1つ追いかけてませんか?
「集中して、きっちり聞き取ろうとしているときより、
なんとなーくリラックスして聞いているときの方が聞き取れる」
なんて経験ありませんか?
リスニングでは、きっちりと1語1語聞き取ろうとしてしまう方が多いのです
が、これをすると、文全体としての大意を取れなくなってしまうことが多いの
です。
文の大意を理解するのに、すべての単語がきっちり聞き取れる必要はありませ
ん。
それに、すべてをきっちり聞き取るのは至難の業です。
例えば、助動詞の短縮形(I'llやI'veなど)、冠詞、前置詞などは上級者でな
いとなかなか聞き取れないものなのです。
例えば、
I've bought a car from this dealer.
を
I bought car this dealer.
だけしか聞き取れなかったとしても意味はちゃんとわかりますよね。
文の大意を理解するのに、必ずしもすべての単語を聞き取れる必要はないのです
1語でも聞き取れない単語があると、
「え? 聞き取れない! どうしようどうしよう!」
とパニックになり、思考が停止してしまい、それ以降の文を聞き取れなくなって
しまう方がいますが、それはとてももったいない話です。
「まぁ、多少聞き取れなくても大意は取れるさ」
というぐらいの気持ちで、聞き取れない単語があっても諦めずに聞いて行くスタ
イルを身につけてください。
以上が、簡単ではありますが、リスニングの注意点になります。
リスニングは、語彙と英文法をしっかりと鍛えた上で、
しっかりと努力すればちゃんと身に付きます。
語彙や英文法は「やり方」や「教材」が重要ですが、
リスニングは「努力」がもの言う部分が大きいので、ぜひがんばってください。
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