今回は、英会話のお話をいたします。
■「英会話スクールに行ってればOK」と言う誤解
英会話と言うと、多くの英語学習者が目標とするもの。
今までに、8年以上にわたって、9,100名以上の方に英語指導をさせていただいて
来ましたが、
「英会話」は、「TOEIC」についで、英語学習の動機としては2番目に多いです
さて、その英会話ですが、英会話と言えば、英会話スクールがあります。
英会話教室、英会話スクール、英会話学校
呼び方はさまざまですが、
NOVAやECCのように、大手で、全国展開しているスクールもあれば、
個人が自宅でやっている教室もあります。
多くの場合、英会話ができるようになりたい人は、
英会話スクールに行くことを考えます。
それはそれで良いと思います。
英会話スクールは、ほかではなかなか得ることができない、
「英語のネイティヴから英語を教わる」
という機会を得ることができます。
しかし、「英会話スクールが役立つ」を通り越して、
「英会話スクールに行っておけば大丈夫」
「英会話スクールで英会話に必要なすべてが学べる」
と勘違いしてしまっている人が多いのです。
残念ながら、いくら英会話スクールが役立つ場所であっても、
英会話スクールだけでは英会話はできるようになりません。
さらに言うと、英会話スクールは、ある程度は英語ができる人が行くべき場所で
まったく基礎ができていない人が行っても、あまり効率が良い場所ではないので
す。
■ネイティヴであることのメリット
一部、日本人講師がいる英会話スクールもありますが、
英会話スクールは基本的に、講師はネイティヴです。
ネイティヴ講師を望む人が多いですし、
私も、ネイティヴ講師ならではのメリットは大きいので、
わざわざお金を出して英会話スクールに行くのであれば、
ネイティヴ講師のレッスンを受けることをオススメいたします。
以前から、メルマガで何回かお話しさせていただいていますが、
英語の基本は、
語彙、英文法、リスニング
の基礎3本柱です。
ほかのスキル、例えば、リーディングや英会話などは応用のスキルであり、
基礎ができていなければ成り立ちません。
では、基礎3本柱ができていれば、英会話はできるのか?
というと、そんなことはないのです。
語彙、英文法ができていれば、
文法的に正しい英文は作れるようになってきます。
(そのスピードが速いか遅いかは別にして)
しかし、文法的に正しい英文というのは大量にあります。
そして、それらがすべてネイティヴが自然に使っている表現とは限らないのです
例えば、「住んでいる場所が横浜である」と言いたいとき、
日本人、特に、会社員で丁寧な言葉遣いをする方に多いのですが、
「家は横浜になんですよ」というように、日本語では言うことから、
My house is located in Yokohama.
のように、言う人がいます。
これは文法的に正しい英文であり、意味もちゃんと相手に伝わります。
しかし、ネイティヴはこのようには言わないのです。
ネイティヴは、
I live in Yokohama.
と言います。
どちらも英文としては正しいのですが、
ネイティヴにとっては、後者の方が「自然」なのです。
論理的なルールがある英文法と違い、
「何が自然か」はネイティヴの感覚です。
その感覚は、大量の英文に触れて、何が一番多く使われているかを知ることでし
か得られません。
ネイティヴは、生まれてからずーっと大量の英文に触れて来ており、
その感覚が非常に優れているのです。
ネイティヴ講師に英語を教わることの最大のメリットはこれです。
いわゆる「勉強」では得られない、
ネイティヴならではの感覚を学べるわけです。
■ネイティヴならではのデメリットもある
しかし、ネイティヴに教わることはメリットだけではなく、
デメリットもあります。
ネイティヴは先ほどお話ししたように、
英語の経験が非常に豊富なので、非常に感覚が優れています。
その反面、論理的なこと、つまり英文法がわからないのです。
先ほど、
My house is located in Yokohama.が不自然で、
I live in Yokohama.が自然である
というお話をいたしました。
これには論理的なルール、ましてや統一された体系的なルールはなく、
個別に「これはこういうもの」と覚えるしかありません。
個別の知識なので、ほかで応用が利きません。
「My house is located in Yokohama.が不自然で、
I live in Yokohama.が自然である」
という知識は、ほかでは何の役にも立ちません。
しかし、同じ間違いでも、
英文法の間違いなら、論理的なルール、体系的なルールで説明できるものもある
のです。
例えば、
I live Yokohama.
とした場合、これも間違いです。
意味は通じるかもしれませんが、英文法的に間違っており、
ネイティヴはこうは言いません。
しかし、間違っている理由は、「ネイティヴにとって不自然だから」という個別
の感覚的なルールではなく、
「liveは第1文型で、O(目的語)を置けないのに、
Oを置いてしまっているから」
という論理的なルールがあるのです。
そして、I live in Yokohama.が正しいことを説明するのにも、
「liveは第1文型なので、Oは置けない。
なので、"前置詞+名詞"と組み合わせて副詞にしてあげないといけない」
と、「なぜこっちが正しいのか」も論理的に説明できます。
「My house is...」の際の感覚的なルールと違い、
論理的なルールは、ほかでも応用が利きます。
例えば、
They discriminate you.
でも、まったく同様に、
「第1文型なので、Oは置けない。それなら、前置詞が必要だ」
と同じルールで、
They discriminate against you.としなければならない。
と応用を利かせることができます。
しかし、ネイティヴは、感覚があまりに優れているあまり、
論理的なルールがわからず。
「I live Yokohama.が間違いで、I live in Yokohama.が正しい」
ということは言えても、
「なぜこれが間違いで、なぜこうしなければならないのか」
まで説明できないのです。
もちろん、英文法の知識を持った優秀なネイティヴ講師もいます。
しかし、ほとんどのネイティヴ講師は、論理的なことまではわかりません。
ちょうど、われわれ日本人が、外国人にどこまで日本語を論理的に教えられる
かを想像してもらえばわかるかと思います。
間違った文を訂正して、正しい例を教えてあげることはできても、
論理的に、なぜ間違っていて、なぜこうする必要があるかまで自信を持って教え
られる人はほんの一握りのはずです。
(私は日本語を教えられる自信はまったくありません)
■英会話スクールに頼りっきりではダメなんです
このように、英会話スクールですべてを解決してくれるわけではないのです。
論理的なことは、英会話スクール以外の場所で、きっちりと学んでおく必要が
あります。
そうじゃないと、「なぜ間違っているか、なぜこうする必要があるのか」が
わからず、個別の暗記ばっかりになり、なかなか上達しません。
さらに言ってしまえば、英会話スクールに行き始めるのは、
英文法はもちろん、語彙、リスニングの基礎がある程度できるようになってから
の方が、レッスン料の節約になるのでオススメです。
基礎ができていない状態で行き始めた場合でも、
平行して、基礎固めは自分でやる必要があります。
英文法の基礎をしっかりと学びたい方は、
冒頭でお話させていただいた、
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
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