毎回というわけではないですが、今号から、シリーズで、
「英文法を理解するにはここに注目!」
というお話をしたいと思います。
■重要なことと、そうでもないことがある
英文法の教材って大体すごく分厚いです。
でも、あれをすべてやる必要はないんです。
「重要で、絶対に理解してなければならないこと」もありますが、
「些細で、実はあまり重要じゃないこと」
「重要ではないわけではないが、むずかしいので後回しにすべきもの」
も混じっています。
私の講座では、重要なことだけに専念していますし、
特に
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
→<
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm >
は初心者向け講座なので、むずかしいことも省いて、基礎に専念しています。
しかし、一般的には英文法の教材はごっちゃまぜになっていて、
何も知らないと、重要じゃないことやむずかしいことに手を出してしまい、
行き詰まってしまいます。
例えば、前置詞。
前置詞では、
「前置詞は必ず後ろに名詞を置くもの」
「前置詞+名詞のセットは形容詞か副詞になる」
こういった項目はとても重要です。
絶対に理解しておかなければなりません。
しかし、「inとatの違い」とか、「aboveのニュアンス」とかは、
そこまで重要ではありませんし、
むずかしいので、上級者以外は手を出すべきではありません。
でも、これがわかっていない人が多く、
「前置詞+名詞とセットで使う」という大切なことにあまり注意を払わず、
「inとatの違い」とか、後回しにすべきものにこだわってしまう。
こんなケースが非常に多いのです。
当然、これは非効率です。
重要でないことは理解していなくてもそれほど支障がないですし、
むずかしいことは、理解するのが困難で、時間と労力を浪費してしまいます。
「重要なところは徹底してこだわる。
重要でないところ、むずかしいところは後回しにする」
英文法はそんな姿勢が必要なのです。
ただ、普通は「どこが重要でどこが重要じゃないか」はわかりません。
なので、「英文法の要点」というシリーズでテーマ別にお話して行こうと思いま
す。
しかし、お読みになるに際に以下の点だけはご注意ください。
あくまで、「英文法の要点」は、どこが重要で、どこが重要じゃないかをお話
するだけのものです。
「英文法の要点」だけを読んで、英文法を理解できるものではありません。
つまり、「英文法の要点」は英文法教材の代わりになるものではありません。
あくまで、私の講座
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
→<
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm >
のテキストなど、何らかの英文法教材を使って学習する際の参考となさって
ください。
(私の講座の場合、そもそも重要なことばかりを扱ってはいますが)
■英語の基礎中の基礎
最初にお話しする「英文法の要点」のテーマは、
「英語の基礎中の基礎」
です。
具体的に言うと、
・「私」は主語のときはIだけど、それ以外のときはme
・be動詞はIのときはam、youのときはare
・主語が三人称単数のときは「like→likes」のように動詞にsをつける
・否定文の場合、be動詞なら「am→am not」のように動詞の後ろにnotを入れる
・否定文で、一般動詞の場合「like→do not like」のように、do notを入れる
・名詞には数えられる可算名詞と数えられない不可算名詞がある
・可算名詞が複数の場合、「car→cars」のように、sをつける
・可算名詞単数には「a car」のように、冠詞aをつける
・ただし、冠詞の次の単語が母音から始まる場合は「an apple」のようにanを
・「特定のものを指していて、聞き手に明らかな場合」theをつける
・a、the、this、所有格(your等)は1つの名詞に1つしかつけられない
(○a car、the car ×a the car、the a car)
こういったことです。
中学1年生の1学期で習うような内容ですね。
もうすでにわかっている人の方が多いかと思います。
そのため、私の講座では初心者向け講座の、
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
→<
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm >
以外では扱っていません。
「そんぐらい知っているよ。改めて学ぶ必要もない」という方も多いと思いま
すが、基礎から順番にということで、第1回はこのテーマでご容赦ください。
これらの「基礎中の基礎」は、はっきり言って覚えるしかありません。
英文法は論理で学ぶものです。
「なぜ?」を考えることがとても大切です。
例えば、
This is the hospital ------ I visited yesterday.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
の答えがBのwhereではなく、Aのwhichであるのには理由があります。
「場所が先行詞だとwhereだと思い込み勝ちだが、
それは関係詞の後ろの文に、"名詞があるべきなのにない場所"、いわゆる
"穴"がない場合。
今回はvisitedの目的語なく、穴があるので、whichが答えとなる」
というれっきとした理由があるのです。
「何となく」とか「こういうものだと覚えておけば良い」というものではあり
ません。
「なぜ?」を理解しなければ、力がついたとは言えず、
応用が利きません。
でも、「英語の基礎中の基礎」は根本のルールです。
「appleがリンゴと言う意味」というのと同様、
「主語のときはI、それ以外のときはme」と理由はなく、覚えるしかないのです。
■気にしてはいけないこと
このように、「とにかく覚えれば良い」という極めて単純な学び方の、
「基礎中の基礎」ですが、2つ、注意しなければならないことがあります。
具体的に言うと、
「the」と「名詞の可算不可算」
の2つです。
先ほど説明させていただいたように、
・名詞には数えられる可算名詞と数えられない不可算名詞がある
・「特定のものを指していて、聞き手に明らかな場合」theをつける
と、theと名詞の可算不可算は、基礎中の基礎で学ぶものです。
しかし、マスターしようと思ったら、難易度は最強レベルです。
TOEICで言ったら、990(満点)を超えています。
「(英会話やライティングのときに)このときにはtheをつけるべきか?」
「なぜここにtheがついているのか?」
「なぜ○○は可算名詞で、なぜ××は不可算名詞なのか」
こういった話は非常にレベルが高い話です。
初心者はもちろん、中級者でさえ手を出すべきレベルではありません。
theと名詞の可算不可算を何も知らなくて良いわけではありません。
「なーんとなく、こういうときにはtheをつけるらしいぞ」
「名詞には数えられる名詞と数えられない名詞がある」
このぐらいは知っておかなければなりません。
しかし、1つ1つ、個別に、
「なぜここにtheがついているのか?」
「なぜこれは不可算名詞なのか?」
というのは考えるべきではありません。
初心者や中級者が手を出すとドツボにはまってしまいます。
■基礎中の基礎のまとめ
以上が今回のお話になります。
英語の基礎中の基礎は、「とにかく覚えるしかない」という単純なもの。
ただし、
「the」と「名詞の可算不可算」
この2つだけは、「なーんとなく」だけで済ませておくべきです。
普通は「なーんとなく」は良くないのですが、
この2つはあまりに難易度が高いので、深入りすべきではありません。
英文法を基礎から学びたい、初心者の方は、冒頭でお話しさせていただいた、
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
→<
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm >
がお役に立てれば幸いです。
ちょうど締切が明日24日(木)と迫っておりますので、お急ぎください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
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