前号でもお話させていただいたように、
1月は1年で一番英語学習熱が熱い時期!
今は、英語学習をするのに最適な時期だと言えます。
その中で、英文法がとても大切だと言うことを、前号でお話しさせていただき
ました。
私は英文法がきっかけで、苦手な状態から(通信簿2(5段階)、偏差値30)
TOEIC 990(満点)、英検1級を取ることができました。
今回はその英文法を学ぶ際の注意点、
「英文法は積み重ね」
というお話をさせていただきます。
■とても多い「悩み」
私は今までに、12年以上にわたって、19,300名以上の方に英語指導させていた
だいて来ておりますが、英文法を家の建設に例えると、
「1階ができていないのに、がんばって2階を作ろうとしてるなぁ」
という方がとても多いです。
例えば、
「関係代名詞がよくわからないので、手持ちの参考書の関係代名詞の章を読ん
だのですが、結局理解できませんでした」
というようなパターンです。
あくまで関係代名詞は一例で、これに類似したお悩みはよく聞きます。
例えば、↓の問題。
This is the hospital ------ I was born in.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
「場所が先行詞(関係詞の直前にある名詞)なら、where」と勘違いしている
方が多いため、Bのwhereを選ぶ人が多いのですが、答えはAのwhichです。
「場所が先行詞ならwhereなはずなのに、なぜ!?」
と疑問に思う方は多く、手持ちの英文法教材で調べようとします。
そして、その場合、関係詞(関係代名詞や関係副詞の総称)の章だけを見る
方がほとんどです。
そうすると、例えば、関係詞の章には以下のようなことが書いてあるでしょう。
「たとえ場所が先行詞であったとしても、
後ろに続く文に、"あるべき名詞が抜けている穴"がある不完全な文であれ
ば、名詞の関係詞を入れる必要がある」
この説明を読んでなぜ先ほどの問題の答えがAのwhichになるのかが理解できる
人は問題ありません。
しかし、これだけで理解できる人の方が少ない。
これを読んでも、
「え? どういうこと?」
と理解できない方の方が多いのです。
理解できない方の思う感想はそれぞれで、代表的なところだと、
「あるべき名詞が抜けているってどういうこと?」
「ということは、先ほどの文、I was born inは名詞が抜けている穴がある
ってことだよね? でもそれがわからないんだけど」
という点が理解できないことが多いでしょう。
しかし、いくら関係詞の章を読んでも、それこそ100回読んだところで、
上記の点の説明は出て来ません。
なぜかと言うと、上記の事項は関係詞で学ぶことではないから。
関係詞ではないのですから、関係詞の章には載っていないのです。
別の章を読まなければ載っていないのです。
具体的に言うと、読むべきなのは、上記の場合、
「文型」や「前置詞」の章を読まないと問題は解決しません。
例えば、前置詞の章を読めば、
「前置詞は必ず後ろに名詞を置かなければならず、
名詞がなければ正しい文ではなくなってしまう。
例えば、
I went to the supermarket.
なら前置詞toの後ろにthe supermarketという名詞があるので正しいが、
これを抜いて、
I went to.
としてしまうと、間違った文になってしまう」
と書かれているでしょう。
そうすると、先ほどの問題、
This is the hospital ------ I was born in.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why
では、I was born in.という文は、前置詞inの後ろに名詞がない、
「名詞が抜けた間違った文」だということがわかります。
そうすると、関係詞の章にあった、
「たとえ場所が先行詞であったとしても、
後ろに続く文に、"あるべき名詞が抜けている穴"がある不完全な文であれ
ば、名詞の関係詞を入れる必要がある」
という意味も、もう少しは理解しやすくなるでしょう。
「前置詞inがあるのに、後ろに名詞がない。
ということは、"あるべき名詞が抜けている穴"がある不完全な文である。
だったら、名詞の関係詞であるwhichを入れる必要がある」
というように。
■体系的に学ばないと意味がない
これが先ほど言った、
「1階ができていないのに、がんばって2階を作ろうとしている」
という意味です。
関係詞というのは、文型や前置詞と言った、「1階」の上に立っている
「2階」なのです。
家の建設で、1階がグラグラの状態でいくら2階を作ろうとがんばっても、
すぐに崩れさってしまうように、文型や前置詞と言った基礎を理解していない
状態で、関係詞等の応用をがんばっても理解できるわけがないのです。
英文法には、「学ぶべき順番」というものがあります。
A〜Zまで学ぶことがあったら、
A→B→C…と順番に学ばないと意味がありません。
Bを知らずにCは学べませんし、
Aを知らずにBは学べません。
■つまみ食い的学習は通用しない!
上記のことを踏まえた上で、私が一番「注意が必要だな」と感じるのが、
「英文法の問題をひたすら解いている人」
です。特にTOEICの問題を解いている人。
その中でも、普段から習慣的に英語学習しているのではなく、
試験直前(数日、あるいは1〜3週間)だけ重点的に学習する人です。
こういった人は、「英文法を1から順番に体系的に学ぶ」ということをしない
傾向にあります。
「問題を解いていればよい」
と思っている傾向があり、とにかくドンドン問題を解いて行く。
そして、わからないことがあったら、その都度調べると言う対策をとります。
「関係詞の問題でわからない問題があったから、関係詞の章を読む」
「不定詞の問題でわからない問題があったから、不定詞の章を読む」
というように、つまみ食い的な対策しかしない傾向にあります。
ところが、これでは先ほどお話したように、
「結局は理解できなかった」
という事態に陥りかねません。
そのため、
「よくわからないけど、こういうものだと覚えておこう」
「なんとなく、こんな感じ」
というように、いい加減な暗記や感覚で済ませてしまい勝ちです。
確かに、問題を解きまくれば、似たような問題を解けるようになるので、
力がついたような気になるかもしれません。
しかし、それでは真の理解ではないので、
リーディングや英会話まで、応用力を発揮することはできません。
ちゃんと理解していなければ、
「どういうときはwhere、どういうときはwhichを使えばいい」
ということがわかっていないので、
「whereを使うべき所をwhichにしてしまう」
「whichを使うべき所をwhereにしてしまう」
というミスを連発するでしょう。
英文法はつまみ食い的学習は通用しません。
どっしりと腰をすえて、1から順番に体系的に学ぶ必要があるのです。
今回のお話は以上になります。
冒頭でもお話したように、1月は英語熱が一番熱い時期。
英語学習をするには適した時期です。
そんな時期だからこそ、体系的に腰をすえて体系的に英文法を学ぶことを
オススメいたします。
体系的に、1から順番に英文法を理解する形学びたい方は、
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今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。
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