[TOEIC] 前置詞のコアのイメージを作ろう
前号で、英文法の構造を学ぶとは、どういうことかの一例をお話いたしました。
かなりの反響があり、
「ルールの暗記ばかりだと思ってたけど、
英文法ってそういう見方でやればいいのか!」
という発見があった方も多かったようです。
今号は、またちょっと違った視点での英文法をお話したいと思います。
今回お話しするのは、前置詞についてです。
前号で、英語の品詞の中心は、4大品詞、
名詞、形容詞、副詞、動詞
だとお話ししました。
前置詞は入っていませんでした。
「じゃあ、前置詞は重要じゃないんだな。」
と思うかもしれませんが、そうではありません。
なぜ、前置詞が入っていないかと言うと、
「前置詞はあくまで、他の品詞を作る"パーツ"だから」
です。
前置詞と言うのは単独で使うことはできず、
必ず、後ろに名詞を置いて、その名詞とセットで使われます。
では、前置詞と名詞が合体すると何ができるのか?
と言うと、形容詞か副詞のどっちかです。
前置詞+名詞=形容詞or副詞
と言うことです。
なので、前置詞は形容詞、副詞を作るためのパーツなんで、
メインの4大品詞には入っていないんですね。
例えば、
the taste of rice
のof riceは、ofという前置詞と、riceという名詞が合体して、形容詞となった
もの。
形容詞は名詞を修飾するもので、その前の名詞、the tasteを修飾しています。
そして、前号でお話ししたように、
形容詞は名詞よりランクが下で、あくまで付属品。
なので、the taste of riceで1つの名詞として見ます。
副詞の例をお話しすると、
good at baseball
のat baseballは、atという前置詞と、baseballという名詞が合体して、副詞と
なったもの。
副詞は名詞以外のものを修飾するもの。
「名詞以外」には形容詞が含まれていますから、
その前の形容詞のgoodを修飾して、
good at baseball
で1つの形容詞として見ます。
さて、そんな前置詞ですが、
構造の面では、特に難しくないんですよね。
「後ろの名詞とセットで使われ、形容詞か副詞になる」
ってだけですから。
ただ、前置詞が厄介なのは、意味の面です。
と言うのは、1つの前置詞でも非常に多くの用法があるからなんです。
例えば、inは基本的に、
「〜の中に」
という意味ですが、
「〜を着ている」
という意味もあるんです。
「青いシャツを着た男」は、
a man in a blue shirt
になります。
しかし、何かを身につけていれば、必ずinを使うわけではなく、
メガネを付けている、帽子をかぶっているなどの場合は、withを使います。
「赤い帽子(野球帽的な帽子)をかぶった女」は、
a woman with a red cap
になります。
上の例はあくまで一例で、前置詞と言うのはとても厄介で、
1つの前置詞にいろいろな意味がある上に、
使い分けが難しい場合があるんです。
これですべてが解決するわけではありませんが、
前置詞において、有効なのは、
「"コアのイメージ"をしっかりとさせること」
です。
例えば、inのコアのイメージは、
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┃ ○ ┃ ┃
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というように、ある程度、範囲があるものの中に入っている、というイメージで
す。
a man in a blue shirt
は、a manがa blue shirtの中に入っているということなんですね。
一方、withのコアのイメージは、
○●
のように、あるものの隣にぴったりとくっつくように存在している、というイ
メージです。
a woman with a red cap
は、a red capがa womanにくっついているということなんですね。
他にもいろいろな前置詞があり、コアのイメージはとても重要になります。
againstは対象のものに背を向ける、というイメージ。
ただ単に、「〜に反対して」というように日本語訳を覚えていても、
I voted against Prime Minister Abe.
「安倍首相に反対票を投じた。」
は分かりますが、
I took a picture of my daughter against Mt. Fuji.
「富士山を背景に、娘の写真を撮った。」
は、コアのイメージがないと分からないですよね。
コアのイメージがあればすべてが解決するわけではなく、
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