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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
個人英語教室(ネット版)のイングリッシュティーチャー。年以上にわたり、名様以上に英語指導。『日経WOMAN』『English Journal』等掲載。

昔は通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30と英語が苦手。1年でTOEIC 900点TOEIC 990(満点)、英検1級(2次試験はほぼ満点)

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英文法で最も大事なこと





前号でもお話させていただきましたが、10月は、1年を通して、
「2番目に英語学習熱が熱い月」です。

これは14年、22,500名以上の方に英語指導させていただいた経験上、自信を
持って言えます。

この時期、英語学習をされる方は多く、今が英語学習するのに適した時期だと
言えます。

今回は、そんな10月に、「英文法で最も大事なこと」をお話させていただきす。


■構造分野の理解の積み上げを


最近、別のメルマガでお話させていただいた内容が関連しているので、
さらっとですが、その内容をおさらいさせていただきますね。

TOEICでは、一杯英文法問題が出題されますが、
その英文法問題のほとんどは、構造分野からの出題。

構造分野というのは、

「意味がどうこう以前に、構造上、○○しか入らない」

という問題。

Those who attended the afternoon meeting reached agreement that the
situation the company was facing was very serious and a ------ solution
was required.

(A) comprehend
(B) comprehensive
(C) comprehension
(D) comprehensively

でしたら、A〜Dの単語の意味以前に、

「ここには形容詞が入る。
 単語の形からして、Bのcomprehensiveは形容詞。だからBが答え」

と単語の意味を知らなくても解ける問題。

逆に、意味をすべて知っていても、
英文法の力不足で「形容詞が入る」ということが見抜けなければ、

a ------ solution
A「理解する解決策」
B「包括的な解決策」
C「理解解決策」
D「包括的に解決策」

とどれも良さそうに見えてしまい、間違えてしまいます。


そして、これらの「構造分野」は「理解の積み重ねである」という特徴が
あります。

A〜Zまで学ぶべきことがあるとしたら、
A→B→C→D→E…と順番通りに学ぶべき物。

Bを知らずしてCは学べませんし、
Aを知らずしてBは学べません。


ですので、TOEIC対策にはもちろん、英語力をつけるためには、

「構造分野を、基礎から順番通りに理解を積み重ねて行く」

ということが非常に大切なのです。



■一番の土台は「品詞」にあり


上記の通り、英文法、特に構造分野は、積み重ね。

A→B→C→D→E…と順番通りに学んで行くべき物です。


そして、その一番の土台になるのが「品詞」なのです。

I-me、give-gave-givenの変化ですとか、
本当に、基礎中の基礎がわからないような場合は別ですが、

少なくとも中級者以上の場合、
まずは「品詞」を学ぶことから始まります。


しかし、「品詞」という分野を聞いたことがない方は多いのではないで
しょうか?

「え? 英文法に品詞なんて分野あったっけ?」

と思う方も多いんです。


でも、「品詞」は英文法の一番の基礎ですし、
TOEICでも、最頻出の分野なんです。

英文法問題の、実に約43%、半分近くが、「品詞・文型」からの出題です。


先ほど出題した、

Those who attended the afternoon meeting reached agreement that the
situation the company was facing was very serious and a ------ solution
was required.

(A) comprehend
(B) comprehensive
(C) comprehension
(D) comprehensively

も品詞の分野の問題です。


「aという冠詞と、solutionという名詞の間が空欄。
 ここには名詞を修飾する形容詞が入る。

 形容詞や冠詞は、あくまで名詞にくっつくもの。
 a comprehensive solutionと名詞(solution)にくっついたら、
 冠詞(a)も形容詞(comprehensive)も名詞の一部になる。

 だから、a comprehensive solutionで1つの名詞になる。

 名詞は主語になれるから、a compressive solutionが主語。
 was requiredという受動態の形をした動詞がある。

 なので、"包括的な解決策が要求された"という意味になる」

といういった知識が品詞(+文型)の知識です。


しかし、こういった知識。
具体的に言うと、

・形容詞は名詞を修飾するもの
・形容詞や冠詞は名詞とくっついてしまうと、もはや名詞の一部と見なされる
・冠詞+形容詞+名詞と3語であっても、1つの名詞とみなされる
・1つの名詞なので、主語や目的語などとして使える

こういった知識になります。


さらに言えば、

Recently, I bought this book.
I, recently, bought this book.
I bought this book recently.
I have recently bought this book.
「最近、私はこの本を買った」

のrecentlyのように、副詞は自由に置くことができ、
位置も比較的自由に移動できる。


一方、

I bought this book the bookstore.

のthe bookstoreのように、名詞は適当に置くことはできない。

the bookstoreは、主語でも目的語でも、補語でもないので、
このように適当に置いてはいけない。


こういったことも「品詞」の知識です。

(まだ、ほかにも「品詞」の知識はあります。
 上記は品詞の知識の一部に過ぎません)


でも、こういった内容を、ちゃんと学校の授業で習った人はほとんどいない
のではないでしょうか?

巷の英文法教材を見ても、こういった事項をちゃんと説明しているものは、
ほぼ皆無と言えます。


どうも、「品詞」は「常識」とか「知っていて当たり前」と思われてしまって
いて、ちゃんと説明されることがないんです。

でも、私の14年以上にわたる、22,500名以上の方を英語指導させていただいた
経験上、中級者の方でも、上記のことをちゃんと理解していない人は一杯
います。

そして、ちゃんと理解していないことが原因で、
もっと後になって、例えば、関係代名詞とかでつまずく人は多いんです。


例えば、

I went to the restaurant ------ you were talking about yesterday.

(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why

を「場所が先行詞だからwhere」という暗記で済まそうとしているために、
間違ってしまう人は多い。(答えはAのwhich)


でも、taking aboutの目的語ないのですから、
名詞を入れてあげないといけません。

whereは名詞ではないですから入れられず、
名詞であるwhichを入れる必要がある。


一方、

I went to the restaurant ------ we talked about the new project
yesterday.

(A) which
(B) where
(C) whose
(D) why

は、目的語はすでに埋まっていますし、主語も埋まっていますし、
文型上も補語はありません。

従って、勝手に名詞を入れてはいけないんです。

入れられるのは、どこにでも自由に入れられる副詞だけ。

ですから、副詞であるwhereが答えになるんです。


ところが、上記のような説明を読んでも、
品詞の知識がない人だと、

「目的語がないから名詞を入れてあげないとってどういうこと?」

「whereが名詞じゃないと何が問題なわけ?」

「目的語や主語が埋まっているから、勝手に名詞を入れられないってどういう
 こと?」

「副詞なら自由に入れられるってどういうこと?」

というように、理解できないのです。


そして、「品詞がわからないために理解できないケース」はほかにも一杯。
上記の例は一例に過ぎません。



■「品詞」から学びましょう


品詞はどういうわけか説明されないことが多いのですが、
ちゃんと理解している人は意外と少ないんです。

そして、一番の基礎とも言える分野。

ですから、それを理解していないことで、
ほかの分野で、大きな悪影響が出るケースは本当に多いんです。

TOEICはこのあたりをよくわかっていて、
品詞の問題を本当に良く出題します。


ですから、TOEIC対策にも、そして、TOEICとは関係なくとも英語力をアップ
させるためにも、「品詞」から学ぶことは非常に重要なのです。


英文法を暗記や感覚ではなく、
「品詞」から、仕組みを論理的に理解する形で学びたい方には、

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がお役に立てれば幸いです。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。








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執筆者:鈴木 拓(すずき たく)のプロフィール
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